(新緑の土京川)
5月3日 土京川 晴れ PM0:00〜4:00
今朝9時にご来客がありましたので、コーヒーをご馳走しながら、そのお客様のご持参されたペンタックスDL2をいじくりながらしばしの歓談。私、そのカメラが「けなるく」なりました。
あーだ、こーだと語り合ってるところへ、今度はウェーダーを身につけたままのお方がご来店されました。なんでも、朝一で川に立って、サッパリだったとか。心地よい情報、有り難うございました。
その後、お客様方は、それぞれの目的地へ立っていかれましたので、私もようやく行動開始です。

さて、今日の釣り場は不調の続く土京川。
川への到着は12時。わりと上流に入ったものの、ここまでに釣り人の車は1台しか見かけておりません。やっぱり釣れんのか・・。
水位はやや渇水。天気は汗ばむほど。今期初のビール日和となりました。
川へ降りて、ビールを飲みながら流れを見つめる。すると、瀬の中でポチャンとライズ。シメシメと思いながらフライを投げるも、う〜ん沈黙。しょうがないんで、ビール片手にしつこく投げる。すると、その10投目くらいにポチャンと出た。(左写真)
その後はまれに出ることはあったものの、フッキングには至らず前半終了。
後半は、唯一見かけた釣り人の車に横付けして(どうもフライらしい)、最初っからウェットで流す。ここでイワナを2匹釣った。
複数匹釣ったのは、今期初でした。

さて、明日はどこへ行こうかな〜。それとも、自転車でも漕ぐか・・・。

(牛道川の流れ)
5月4・5・6日 おおむね晴れ
4日、まず板倉川へ行く。ここはまだ雪代が入っていて、白泡が多い。ドライを流すとこが少ないです。それでウェットに切り替えたけど、この小さい谷では、あっという間に木に引っかかるし、せっかく沈めても流木に引っかかるし、結局6個ものウェットフライを、すぐになくしてしまった(私はドロッパー仕様なんで、1度に2個失う)。ウェットフライって、作るにメンドーなのに・・・。ここはボウズで退散。
その後渇水の栗巣へ行くも、この日はボウズで終了。

5日は、テンカラN氏とケーチャン釣行の予定だった。でも、待ち合わせ時間にN氏がやってきて「やっぱり行けんわい」とおっしゃる。まあね、氏のキャンセルには慣れてるからね。しょうがない。
そこで某秘密倶楽部の山菜宴会に急遽参加。この宴会のルールは、「各自山菜を調達して集合」だったようですが、私、そんな事知らん。とりあえず、N氏と頂く予定だった新種ケーチャンと、自分用のビールと箸を持ってお邪魔しました。でも、私の持参したケーチャンの出番は無くて、タラの芽やら、コシアブラ、コゴミ、せり、あと私の知らない山菜数種、定番のナンチャってケーチャン、なんとかニョロ・・・、等々、いつもながら、美味しく頂きました。この埋め合わせは、近々致しますので、今回はどうぞご勘弁を・・・・。
その日の5時に、掛軸のお客様との待ち合わせがあったので、山菜宴会を、ちょっと早めに失礼する。そして商談成立?後、せっかくだからと、その近くにある「ケンタの淵」(旧称・ルアー少年の淵。彼の名前?にちなんで改称)に行ってみた。するとまあ、ポコポコとライズしてます。そこでいそいそと竿を出してみたけど、サッパリ反応してくれない。私ゃ、こういう釣りはね、苦手なのよ。
小一時間ばかりやって、もう帰ろうかと思ったところで、やっと出た。けど、そん時私は、手元のラインのからみをほぐしてたんでね、合わせが遅すぎたのか2秒ほどでバレてしまった。その後もさっぱりダメ。

6日、午前中だけ掛軸作り。午後からは、牛道上流へ行く。
ここは本来ならば、連休中は山菜採りやら釣り人でごった返してる所なんですが、なんせ今年は季節が遅い。たぶん平年の10日以上は遅いでしょう。よって、誰〜れもいない。きっと来週あたりが山菜にはちょうど良いと思うけど、このGWに、小さなタラの芽を採っていってしまった可能性もあるので、私の情報は信用せんように。
さて、牛道川ですが、やはり雪代が残ってます。前半はドライでやるものの、無反応。そこで後半にウェットに替えて3匹ばかりの釣果。牛道らしい黒いイワナが釣れました。

7日は雨。これでようやく、体が休められます。

(新緑の九頭竜ダムと、我が愛車)
5月21日 九頭竜ダム自転車行 晴れ
金曜日から土曜日にかけて、けっこうの雨が降りました。今日はせっかく晴れたのに、川は増水。私ゃ増水は苦手なの。
よって、自転車です。

その日の朝、自転車の準備をしていたら、スズケンさんがやってきた。本流のライズを狙うらしい。でも、水の多さに躊躇して、とりあえず私の所に避難したらしい。「午後になって水が引けば・・・」との魂胆。
それで、コーヒーを馳走して、しばしまどろむ。私は、クーラーバックとパックロッドを括り付けた自転車を自慢したけど、「中高年になると、自分の体力以上の事をしたがるんだよね〜。ホラ、山歩きとか、みんな中高年じゃあないですか」だって。
う〜ん、ごもっとも。でもね、スズケンさんだって、実は、立派なオジサンなのだよ。きっとあなたも、あと数年すれば、自転車で林道走って、山ン中歩いて、山菜取りながら、野草をパチパチ撮って「んっー、楽しい!」と、言ってることでしょう。
まずは、山菜に興味を持った事が、その兆しです。

その後、スズケンオジさんは、川へ出撃(白鳥某所でアマゴのライズに遭遇するも、水圧にティペットが押されて撃沈。次の高鷲某所ではウグイとアユのライズに惑わされながら・・・、その結果は不明)。私は自転車を車に積んで九頭竜へ。

さて、自転車です。
まず、夢の架け橋まで行って、自転車を降ろす。ここを走るのは久々なんでワクワクします。最初はちょっと寒かったものの、しばらくペダルを漕いでると、ジワッと汗ばんできます。でもそれは、5月のカラッとした空気で一気に解消。なんか、気持いいな〜。
しばらく進むと、山菜採りの人が声をかけてきた。
「あんた、伊勢峠を越えるのか?」
「いえ、途中で引き返すつもりです」
「そうか、多分、あそこは通行止めやと思うぞ」
「そうですか。ところで山菜取りのようですが、今、何が採れるんですか?」
「うん、ウドはちょっと遅いようやけど、そこそこ採れる。あと、ミズブキやな」
「そうですか〜。沢山採ってください」
と言ってお別れしました。
えー、ちょっと待てよ。その”ミズブキ”ってなんだ?。そこで、ちょっと調べました。その”ミズブキ”とは、”ウワバミソウ”の事らしい。なんでも、郡上や福井では、そう言うらしい。その茎は、和え物やお浸しに。根っこをたたくとヌルヌルになるんだとか。美味しそう・・・。この、”ウワバミソウ”は、落語にも出てきて「人をたらふく食ったウワバミが、その消化剤としてウワバミソウを食うんだと。それを知った八ッつぁんが、ザル蕎麦を食いすぎてヒーヒーしてる時にウワバミソウを食ったら、八ッつぁんだけが消化されてしまって、浴衣をきたザル蕎麦だけが残った」という、シュールな物語。”ウワバミソウ”は、人間だけを消化するらしい。このお話、私は大好きです。

それからどんどん進んで、伊勢集落の切れたあたり。そこの川の小さな堰堤に着いて、ようやくビールを頂く。カラカラに喉が渇いてて、しかもカンカンの晴天。美味いね〜。しばしくつろいだ後、その堰堤の下を覗いてみた。
すると、イワナが時折ライズする。それでイソイソと竿を取り出してフライを投げてみた。すると、案の定、一発で出た。20cm位の綺麗なヤツでした。
その後は竿を担いだまま自転車に乗る。すぐさま山菜採りから「釣れますか?」との声。「いや〜、釣れませんね〜」
その方は、ウェーダーを履いてコゴミをたらふく採っておられました。
帰り道も竿を担いだまま。時折川に下りて竿を出す。ここではウグイ1匹。そこで出会った山菜採りは、タラの芽と根曲がりタケのご収穫。

えー、久々の九頭竜ダム周遊、楽しかったです。

さてさてその後、林谷林道を覗いて見た。気になってたあの崩落地点、路肩下がさらにえぐれてます。道幅の1/3の路肩よりから、垂直に地中に線引くと、それは空中にたどり着きます。あそこを車では通りたくは無い。
あと、田茂谷。ここは新たに堰堤建設中。設計図を見ると、高さ20m、総延長58mという、この小さな谷にしては大規模なもの。しかもそこは、この田茂谷の最優良地点。
釣り人の立場から勝手に言わせてもらうと、手をかけて欲しい所に手をかけないで、手をかけてもらいたくない所に手をかけてる。
う〜ん、困ったもんだ。

画面左に船長が居るけど、完璧に木化け石化けしております。
(新緑の庄川上流)
5月27日 庄川上流 曇り 
朝、釣り仕度をしてたら、船長から「どっか行こう」とのお電話。即OKして船長を待つ。そして、すぐにやってきた船長は、ウェーダーを履いたままでした。
聞くところによると、朝食後、すぐに阿多岐に行って、第一投目に根掛かりして、そして竿をあおったら、糸を結ぶ穂先がスッポリと抜けてしまったんだと(エサ釣り)。それで予備の竿を取りに自宅へ戻る途中で、私に電話をくれたらしい。
まずはとりあえず、バローで食材買って、庄川上流を目指す。

下流からの道は通行止めかと思って、寺河戸経由で現地到着(帰りに下流から帰ったけど、通行止めではなかった)。予想通りタケノコ採りが一杯居ります。ここでは釣趣に欠けるので、やや下流へ移動して川へ降りる。
すると、仕掛けを作ろうとしてた船長が「あっ!」と叫んだ。何事かと思って聞いてみると、せっかく取りに帰った予備の竿が、一部折れてたんだと。ウシシッ、これでようやく船長にフライロッドを握らせられるゾッ、と思ったのもつかの間、穂先の取れた竿と、一部折れた竿を組み合わせて、釣りの出来る竿に組み上げてしまった。う〜ん、残念。
そしてようやく釣り始めるも、前半は船長に1匹のみ。

これは22cm。はずかしながら、今期最長です。その後の昼食の前にはタケノコ採り。私は、そのタケノコ採りは素人なんで、伸びすぎたやつばっか採ってしまった。さてそいつを鍋に入れて煮るわけなんですが、長すぎて20cmの鍋には入りきらん。
そこで先っぽを切って煮たけど、これは失敗。タケノコの美味しい所は先っぽの方。根本は硬くてエグい。先っぽでなく、根本を切るべきでした。だから主に、船長の採ったタケノコに味噌やらマヨネーズ付けて頂きました。これは美味です。

後半の釣りは、私に1匹のみ。
それぞれ粗相もあり、お互い掛けた魚は取らねばイカンと反省する。

この日の釣り人は少なかったけども、魚の活性も低かったなぁ。
ヨカッタのは、タケノコ採りだけか??